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大人ADHDとIQ【心理検査の結果が出たよ編】WAIS-Ⅲについて

どうも、ぶちくまです。

WAIS-Ⅲについての説明です。
知能検査でIQを測定した結果、ADHDの特徴が出ていたので、結果の読み取り方について自ら解説します。
言語性IQは後天的にも獲得されやすいということで多少優位な結果となったのですが、
案の定、動作性IQ、特にワーキングメモリに関する項目については平均的IQよりも大きく下がる結果に。
併せて、ADHDだとどういうことに困りやすいのか、実際の場面を想定してまとめてみました。

今回は、心理検査の結果が出たので、ここにご報告します。
結果から言えば、ちゃんとADHDでした。

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心理検査とは何をするのか

発達障害では、血液検査やレントゲンなどによる画像診断のように、
「体のここが悪いから、この病気ね」ということが指摘しづらいところがあります。
あくまでも、症状に合わせて「落ち着きがないからADHD」だとか、
「こだわりが強くて生活しづらいからこの薬」だとか、
症状や本人・家族の訴えから疾患を選別していき、
かつ日常生活に影響を与えている「困っていること」を、
認知行動療法で矯正したり、薬剤によって(例えば興奮、不安を)抑えたりします。

ただ、それでも客観性に乏しいので、心理検査を行うことで、
患者・患児の知能水準や発達段階や傾向、性格(パーソナリティと良く言われます)を評価します。
これは、確定診断として、診断の補助となる指標としても用いられますし、
患者・患児の性格的傾向や対応力をはかることで、
どうやって過ごしていくのが良いのか、というところを医療者と一緒に考えたりするのに役立ちます。

あくまでも診断の補助であり、結果によってADHDを含め、発達障害の診断を決定するものではないということは覚えておきましょう。

大人(成人)ADHDの診断の場合はどんな心理検査をするのか

例えば、ぶちくまの場合はADHDが疑われていましたので、
わたくしの検査をお知らせすることで、
だいたいどのような検査をするのかお知らせできることと思います。
まさに身を切らせて骨を断つパターンのブログ展開ですね。

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知能検査としてはWAIS-Ⅲ

ウェイス・スリーと読みます。
「うぇいスー」みたいな感じで、ちょっとだるめの挨拶みたいだと覚えてもらえれば光栄です。
ちなみに、子供用の場合はウィスク(WISC)という、年齢に応じたものがあります。
まぁ、そもそもの知能検査の比較対象が「同年代の」となっているので、
当然ではあります。

ちょっと細かいところまで知りたい方に

WAIS-Ⅲはウェクスラー式知能検査の一つとなります。その歴史は長く、1938年にウェクスラー・ベルビュー知能検査が刊行されてますので、もう70年も歴史が積まれております。検査結果が正確なものになるよう、臨床心理士が行います。また、これはどうでもいい話ではありますが、一般の人は検査キットを購入できないようになっているとのことですが、もちろんこんなネット社会ですので普通に売ってたりします。でも、12万くらいします。誰が買うんじゃい。

どんな風に結果を見たらいいのか

言語性検査と、動作性検査という二つの側面から知的能力を調べて、それがどれだけ違うかを判断します。
別に頭のいい、悪いを測定しているのではなく、
「何が得意で」「何が苦手か」を調べている、と考えるといいでしょう。
ちなみに、基準値が偏差値と違って100となります。
「あっ、俺120だから人より頭いいじゃん」
「80しかないから人より劣っている」
という検査結果を求めたいわけではないので、あしからず。
むしろ、IQが120ありながら、ワーキングメモリが著しく低くて動作性IQと大きく偏りがある、
といった場合に、ADHDとして注意をしなければいけない、と考えたほうがいいでしょう。

検査結果って正確なのか

そもそも、心理検査自体、正確な値が出るものではありません。
たまたま自分の知っている言葉が問われれば、必然的に言語が高まったりしますし、
というか普段から本読んでる人と、全く本を読まない人では、当然点数に差が出たりします。
(つまりそもそもインプットされていない言語問題には答えられない、ということ)
なので、あまり高い低いでは一喜一憂する必要はないでしょう。
前日眠れなかった、というだけで結果は違いますし、
心理士と一対一で話すだけで緊張して頭が真っ白になる
なんて性格だって影響するわけです。
ぶちくまは、心理士と話をするだけで緊張して、何も答えられなくなりましたしね。
間違えた答えを言うだけで「ばかにされるんじゃないか」と言う心理が働いて、
「100%答えの確信がないと、授業中に当てられてもわからないと答える病」に高校生の時にかかりましたから。
家に帰る時にこっそりと調べて正解だった時になんだか複雑な気持ちになるやつです。

WAIS-Ⅲとは?(2) - 成人ADHDが理想の生活を目指すブログ
「WAIS-Ⅲ」の結果について。言語性IQと動作性IQの差(ディスクレパンシー)があると発達障害(ADHD/ASD)と診断されるのか?群指数の差の意味は?下位検査項目でわかることは?を解説しています。(※以下の情報は、素人がかき集めた情報をまとめたものになります。予めご理解ください。)

上記ブログが大変よくまとまっています。
よもぎさん本人も大人になってから発達障害であるという診断を受けたということですので、
現在進行形でADHDを抱えながら、治療と、あるいは社会と付き合っている素敵な方です。

まぁ参考リンクで十分な気がするのだけれど、
一応ぶちくま的な解説も加えていきましょう。

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言語性IQと動作性IQの違いをどう捉えるか

言語性IQについて

言語性のIQは、言語的な情報処理能力の高さを表します。ざっくり言うとね。
勉強がものをいう分野でもあるため、当然、学習機会が多かった人は高いし、
頭の回転が異様に早い人でも、「俺は勉強全然しなかったからな」という方であれば、
低い点数が出たりします。
耳で聞いた情報を処理、言いたいことが言葉で表現できるか、みたいなところを見ています。

動作性IQについて

こちらは視覚的な情報処理と、それを動作で体現できるか、というもの。
ぶちくまはゆっくりと考え込みたいタイプなのでこれは苦手。
図とか表を見ただけで一瞬で答えを導ける人なんかは数値が高くなります。
ぶちくまは試験中、ウンウン唸りながら問いてました。

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大きく差がある場合に発達障害が疑われる

動作性IQが優位で言語性IQが低い

このタイプは、視覚的な情報から判断をつけることが早いので、
ぶちくまとは正反対のタイプに当たります。
口頭での指示が苦手という反面、だいたいの作業が目で見て状況判断できる場合は問題となりにくい場合があります。
言語的な展開能力を求められると苦手意識はあるかもしれませんが、
図解など、補助的な説明があることですっと入りやすいので、
周囲のサポート次第では順調に仕事をすることもできるかもしれません。
まぁ、この周囲のサポートや理解、ってのが難しいんだけどね。

言語性IQが優位で動作性IQが低い

ぶちくまタイプね。言語性IQが優位タイプ。
ADHD的に言えば、「勉強してるから学力はあるけど、仕事ではまるっきり力にならないタイプ」の可能性があります。
おやおや、致命的じゃないか。
(もちろん、傾向を掴むことで仕事をこなすこともできるようになります。自分に関することは手厳しく捉えて自分を戒めるタイプなんです、ぶちくまは)
言語性IQは先に述べたとおり、後天的に獲得できる知識で補えたりもします。

ちなみに、この言語性IQが優位にたつ要因として、よもぎさんのサイトを参考にしますと、

①知識がすでに習得されており、言語性IQが突出している場合。
(自分の本来のIQ以上に、勉強によって言語IQが獲得された場合)
②精神症状や緊張によって運動性課題がうまく遂行できない場合。
・抑うつなどによって、うまく動作ができない
・緊張によって力が発揮できない
・加えて、そもそも運動性課題に対して運動能力の問題として素早く対処できない、という可能性もありますね。

といった問題点が潜んでますよ、とのことです。
ADHDだけが要因とは限らないですよ、ということですね。
先にぶちくまが述べたように、検査時の(精神的な状態も含めた)体調も大きく影響を与えるというところです。

さて、仕事では力にならない、というのはどういうことかと言いますと、
これにはさらに細かい指標の解読が必要になります。

郡指数は4つのカテゴリに分類される

今回の検査結果を見てみますと、知能検査はさらに4つのカテゴリに分類されていました。
この辺りは専門医の知識を借りましょう。
http://www.ikomaiin.com/index.php?QBlog-20150719-1

  1. 言語性理解指標
  2. 知覚統合指標
  3. 作動記憶指標
  4. 処理速度指標

上記の、特に作動記憶指標に問題があるのではないか、というのが発達障害の特徴です。
ちなみに、ぶちくまも、この辺りの問題がうまく解けませんでした。
(検査の内容に関しては、これから受けるであろう人のために記述しません)
作動記憶というのは、短期間の情報保持能力のことを言い、
例えば、何かをしている時に話しかけられても作業中の記憶を覚えておく機能のことです。

これを学習の機会に当てはめたものが参考リンクに載っています。
ちなみに、このワーキングメモリに関する頭の中の通信系路が、ADHDの原因となる部分に大きく関与しているとされ、
ADHD患児はワーキングメモリが低下しやすい、ということらしいです。
言い換えると、ADHDで障害を受けやすい部分、とも言えそうですね。

この、ワーキングメモリが仕事にも大きく影響しています。
直接的なところでいうと、ある仕事をしている横で何か指示があっても聞き取れない、
あるいは聞いていたとしても、作業中の仕事か言われた指示か、どちらかを忘れてしまうことが、
ADHDの特徴的な症状です。
脳みその構造が不器用になっていて、そもそも何かの作業になると、
その作業に集中していないと、その作業すら満足に行うことができないとも考えられます。

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ADHDの生きづらさは「苦手」を無理に克服しないといけないから

書いていてなんですが、やはりADHDというのは生きづらいですね。
見てわかるように、ADHDは「苦手」と「得意」がはっきり分かれるのも特徴です。
本来、この「得意」をうまく活かせる仕事についたり、
集中して作業できる「好き」を仕事にできれば、ADHDの自己肯定感はぐっと上がるはずです。
しかし、そういう人はそもそも自分がADHDであることに気づかずに、治療の必要もなく生きていけているはずです。
あるいは、子供のうちにADHDであることに気がつくことで、
ある程度の対処法を学びながら、「自分らしさ」を育てていくことだってできるはずです。
つらいのは、大人になってADHDだと気づいて、
にっちもさっちもいかなくなってしまった人だね。
いや、もちろん、「自己分析が足りなかった」と言えば、それまでなんでしょう。

ただ、それでも今は内服薬である程度は症状を改善できるようになりました。
自分の「苦手」をしっかりと意識することで、あるいは自分のキャパシティを覚えて仕事量をある程度セーブすることで、
人並みに近づける仕事はできるようになることが期待されます。
これからぶちくまに求められるのは、
「自分を知っていく」ということなんでしょう。


内服薬だって、「完治」する薬ではなく、あくまでも症状を和らげて自分の行動を認知させるためのものでしかありません。
これからが治療の本番、ってところなんですね。

実際の場面だとどんなことがあるの

ぶちくまの、これまでの学校や仕事の様子を振り返って考えてみます。
長いので暇な人だけ読んでください。

英語の音読

英語の時間、音読で「教科書を閉じて、先生が言った通りに続けて音読してください」みたいなことがありました。
そう言えばこれ。ぶちくまは全くできませんでした。

英語のリスニング

これはもう諦めた部分もあるのだけど。
もしかしたらこれもワーキングメモリの劣化が関係しているのかもしれない。
「聞こう、聞き取ろう」ということばかりに集中して、
単語は聞き取れるんだけど、
それが何を言ってるか文章化することができず、
結局何言っているのかよくわからなかったですね。
これがぶちくまの英語のできなかった理由だったのかもしれません。
普通に自分がアホなだけかと思ってましたけどね。

板書を取る

あと、板書を写す作業。
一度黒板を見て書こうとしたことを記憶したはずが、
真っ白なノートを見ると、「あれ、何を書こうとしてたんだっけ」ってことが良くあって、
時間内にノートを取ることが困難でした。

指示の聞き落とし

あと、先生の指示を聞き落としていることがしょっちゅう。
グループワークとかだと、誰かが聞いてくれているという安心感もあってか、
やる作業はほとんど人に聞きながら、ということがほとんどでした。
聞いたことを忘れる、というよりは、そもそも聞いてないことの方が多かったですが。

多重課題に焦る

これは仕事です。
仕事柄、多重課題に次ぐ多重課題なのですが、
2つ重なるともうテンパって、すぐに自分が何をしていたのかわからなくなります。
これはインプットはされているはずなのですが、
頭の中で検索しても全く出てこない。
焦ると何を言われてもわからない
これは、「自分が焦ってるな」と思うと、もう他の人が何を言っても頭に入らなくなります。
これはADHDだけの問題ではないかと思いますが、
自分の記憶のキャパシティの狭さも誘因の一つかと思います。

会議の内容にほとんど追いつけない

これもADHDが原因なのか、ただADHDに責任を押し付けているだけなのかはわかりませんが(苦笑)
会議の内容、全然頭に入らないですね。
発言を求められると、もうパニックですね。
そんでね、だいたい「話を聞いてない」だとか「何も考えてない」ってことになるんですよね。

いかがでしたでしょうか。
少し長くなりすぎたので、症状に関してはまた別にまとめたいところですね。
誰かの参考になれば。
誰かが少しでも楽になれば。

ADHD
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