『鈴蘭の剣』のガチャが切り替わって、バナーを見たときに正直「誰だろう、このモブっぽい人」となりました。
2026年10月9日に実装されたレジェンドキャラクター「フィン」です。見た目の派手さよりも、罠と相棒の狼「ガリ」を使って盤面そのものを動かすタイプで、普通のディフェンダーとはかなり使い勝手が違います。
結論から言うと、フィンは「誰が使っても分かりやすく強いキャラ」というより、手動で盤面を詰めるほど価値が上がる高難度向けの仕掛け役です。国内では高く評価されていますが、先行版では扱いにくさを指摘する声もあり、この評価差は性能の矛盾というより「何を強さと見るか」の違いだと考えると分かりやすいです。
※この記事は2026年10月13日時点の日本版情報を基準にしています。フィン実装直後のため、日本版での長期的な評価やオート挙動は今後変わる可能性があります。
フィンって誰?「モブっぽい」第一印象と凡血者という設定
フィンは、ルチア・漂泊者・列陣如林に所属するレジェンドのディフェンダーです。日本版では期間限定出会い「人子の身に、潰えぬ意志」で登場し、開催期間は2026年10月9日12:00から10月22日23:59までです。
公式プロフィールでは、蛮熊族で最も蔑まれてきた「凡血者」とされ、のちに氷原統一の礎を築いた者の一人になる人物として紹介されています。傍らには、氷原の狼「ガリ」がいつも寄り添っています。
つまり、最初から英雄然とした人物ではなく、周囲から軽く見られてきた側の人物です。バナーを見たときの「妙に一般人っぽい」という第一印象と設定が重なって見えるのは面白いところ。ただし、これは公式が「地味にデザインした」と説明しているわけではないので、あくまで私の受け取り方です。

フィンは普通のディフェンダーではない
フィンの分かりにくさは、ロール表示が「ディフェンダー」なのに、実際の仕事が盾役だけではないことです。
- 罠を設置して、敵の移動や行動を邪魔する
- 罠の発動を利用して範囲の貫通ダメージを与える
- 召喚物のガリに罠設置や起爆を任せる
- ガリと味方の位置を入れ替え、前線や安全地帯へ動かす
- 敵の攻撃能力を下げ、味方の耐久を補助する
というように、役割は「タンク」より「盤面の交通整理」に近いです。GameWithでも、罠と召喚物を扱う特殊な貫通ダメージアタッカーとして整理されており、高難度での位置操作や妨害が強みとされています。
フィンの評価を見るときは、単純な与ダメージだけでなく「敵を予定通り動かさない」「味方を予定外の場所へ運べる」といった機能まで含めて考える必要があります。
評価が割れる最大の理由は「操作して初めて完成する」こと

フィンの基本的な攻撃ループはかなり手順型です。罠を置き、敵が通る位置を考え、必要ならガリの「起爆」でまとめて発動させます。罠は置くだけで終わりではなく、どこで誰に踏ませるかまで考えて初めて価値が出ます。
さらに、強力な罠設置スキルはEN消費が重く、罠発動によるEN回復や支援キャラからの補給まで含めて循環させる必要があります。つまり、フィンは「ボタンを押せば高火力」ではなく、盤面・手数・ENの3つを管理して性能を引き出すキャラです。
このタイプは、逆境の塔などで敵の行動を読みながら詰める人には面白い一方、短時間で分かりやすい火力を出したい人には手間が先に見えます。国内攻略では高難度適性が評価され、先行版コミュニティでは「主力火力としては扱いにくい」と見る声があるのは、この評価軸の違いが大きいでしょう。
オート中心なら評価は慎重にしたい
フィンで一番気になるのがオートとの相性です。罠キャラは「どのマスに置くか」「いつ起爆するか」の価値が大きく、そこをAI任せにすると人間が想定する最大効率から外れやすい構造があります。
中国版のプレイヤー評価では、フィンを単純な主力アタッカーとして高く見ない意見や、罠を中心とした運用の手間を弱点として挙げる意見が見られます。一方で、同じレビューでも制御・保護・貫通ダメージの複数ビルドが提案されており、「弱い」というより「用途が分かりにくい」キャラと捉える方が近そうです。
ただし、日本版のオートAIで罠設置と起爆がどこまで適切に動くかは、実装直後の現時点では私は十分に検証できていません。先行版での扱いにくさを、そのまま日本版の確定評価にはしない方が安全です。
周回はオート中心、高難度だけ手動という遊び方なら「普段は出番が少ないが、刺さるステージでは手札になる」キャラとして見るのがよさそうです。
手動高難度では何ができる?
フィンを高く評価したいのは、敵を倒す以外の解決手段を複数持っている点です。
- 位置交換:ガリを介して味方を前線へ送ったり、危険地帯から戻したりできる
- 罠による妨害:移動経路に置いて敵の行動計画を崩せる
- 貫通ダメージ:防御やシールドに対して通常攻撃とは違う攻め方ができる
- 攻撃低下:寒氷のスパイクなどを通じて敵の攻撃能力を下げ、被害を抑える
- 特殊ギミック対応:位置操作やパネルへの干渉を使い、通常の殴り合い以外で突破口を作れる
こういう性能は、攻略動画の最短ターンだけを見ると地味でも、「この敵を1マスずらせれば勝てる」「ここで攻撃を下げられれば耐える」といった高難度では急に価値が上がります。
逆に、敵が弱くて普通に殴れば終わる場面では、罠を準備する前に戦闘が終わることもあります。フィンの評価がコンテンツ依存になりやすい理由です。
ルチア編成では誰と組むと意味が出る?
フィンはルチア所属なので、これまで集めてきたルチア勢とのつながりもあります。GameWithでは、SPアレクセイをガリとの位置交換で前線へ送り込む運用、アガタの傷口による貫通ダメージ支援、アンナやログネーダと罠発動を絡める運用、EN支援役としてターイルなどが候補に挙げられています。
ただ、ここで「フィンがいるからルチア編成が完成する」とまでは考えない方がよさそうです。ルチアは反撃・ターン外攻撃・貫通・氷結地形など複数の軸を持つため、フィンはその中の「罠・盤面操作・貫通」側を伸ばすパーツです。
ルチア全体の組み方は、既存の「ルチア編成」は強い?アンナ・ユーリア・イヴァンで見る将来性で整理しています。誰から取るかまで含めたガチャ判断はルチア編は誰を引く?手持ち別おすすめ新キャラと先行版シナジーの方が役割に合っています。
結局、フィンが刺さる人・刺さらない人

| 遊び方 | フィンとの相性 | 理由 |
|---|---|---|
| 高難度を手動で詰める | かなり良い | 罠・位置交換・妨害を使い分けやすい |
| 盤面ギミックが好き | 良い | ガリと罠で戦術の選択肢が増える |
| 貫通ダメージ枠が欲しい | 候補 | 防御やシールドへの別解を持てる |
| オート周回中心 | 慎重 | 配置と起爆の判断を手動で活かす設計 |
| 分かりやすい主砲が欲しい | 優先度低め | 準備と盤面操作が強さの一部を占める |
私なら、フィンを「S+だから取る」というより、高難度で敵の動きをいじるのが好きかで判断します。『鈴蘭の剣』のタクティクス部分を手動で楽しんでいる人ほど面白そうなキャラです。
一方で、日課はオートで終わらせたい、ガチャ石は次の分かりやすい主力キャラへ残したいという人なら、評価点だけを見て急いで引く必要は薄いでしょう。
フィンを1体取ったときの育成計画は少し特殊
今回のフィンは、同時開催の「スペシャル育成計画」も判断材料です。期間中にフィンやモチーフ武器「未練」を育成して条件を達成すると報酬を受け取れます。GameWithでは、フィンを1体確保した場合にフィンを星3、未練を星2まで進められる例が紹介されています。
フィンは罠発動時のEN循環が重要なので、星3がひとつの使いやすさの節目になるとされています。通常の新キャラより「1体確保した後の育成導線」が見えやすい点は、今回のガチャの特徴です。
ただし、だからといってモチーフ武器まで無理に追う必要があるかは別問題です。この記事ではガチャ優先順位そのものは扱わず、フィンの使いどころに絞っています。
まとめ:フィンは「地味な高Tier」ではなく、使う人を選ぶ盤面操作キャラ
フィンは、第一印象だけなら確かに派手な新キャラには見えません。ただ、実際の性能は罠、召喚物、位置交換、妨害、貫通ダメージを組み合わせるかなり変則的なものです。
- 国内では高難度対応力を含めて高評価
- 先行版では主力火力としての分かりにくさや操作負担を気にする声がある
- 評価差の中心は「弱い・強い」より「手動で盤面を作るキャラを高く見るか」
- 高難度を自分で詰める人ほど価値が上がる
- オート中心なら日本版での実使用感をもう少し見てからでもよい
個人的には、「誰だこの人?」から調べ始めた結果、むしろ『鈴蘭の剣』らしいキャラだと感じました。火力ランキングだけでは評価しにくいからこそ、盤面操作が好きな人には面白い選択肢になりそうです。
参考:『鈴蘭の剣』公式X、GameWith フィンの性能評価、GameWith フィンと未練は引くべき?、TapTap 中国版プレイヤーによるフィン考察



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