主婦の副業でも人気のある「料理ブログ」ですが、実際には気合い入れないとなかなか稼げないジャンルでもあります。
楽天レシピでレシピを売る方法もありますが、安定した収益は難しい。ブログでやっていくならキーワード選定が重要となるので、その理由と方法をお伝えします。
先日思いつきで「裁縫」が副業で一番儲かる、という記事を書いたのですが、じゃあ「料理」はどうなの、という疑問が湧いたので、考えてみました。
10年も前から料理ブログは儲かるというのが定説
まず、10年前、yahoo !ブログで人気だったのが料理ブログ関係でした。
今はどうなのかと思ったら「こうちゃんの簡単料理レシピ」がランキング1位でした。
こうちゃんさんは、Ⅰ型糖尿病を発症したとのことでブログは更新されていませんでしたが、それでもランキング1位とは、ファンの愛の深さですね。
意外と儲からないのが料理ブログの真相
そういった印象もあって、「料理ブログは儲かる」というのが、わたしの先入観でした。
でも、今や料理レシピはクックパッドを見る時代、料理ブログでレシピを出すだけでは、差別化が難しいところ。
しかし、「料理ブログ」といえば、主婦の副業でも人気の分野ではあるし、何より人気ブロガーともなれば、テレビに出たりレシピ本だしたりと、「正直、稼げるんじゃないですか」と思いますよね。
ぶちくまの見解を説明していきます。
ブロガーとしてPVを稼ぐには競合が多い分野
やはり、主婦ブログとして人気の分野であり、競合が多い。
写真ドーンで、レシピポーンで、あとは手順だから、文才とか求められないのがいいですね。
逆に言えば、記事内での特徴を出しづらく、キーワードも被りやすい。
PVを稼ぐということは、まずは検索流入を増やすことを考えていきたいところですが、Googleの求める、どのクエリを狙うかがとても重要なポイントと言えそうです。
クエリは競合は少なくヒットしたら確実にトップを狙える記事を書く
料理ブログだと料理名で攻めるか、食材で攻めるか、というところが大きなキーワード選定となるところです。
まずは、自分が検索する側に立って、考えてみましょう。
生姜焼きが食べたかったら、もちろん「生姜焼き」で検索をかけます。ただ、「生姜焼き」のワードだけだと、当然超強豪有名サイトに検索では敵いません。
検索結果の1ページ目に載ることすらないでしょう。それなら検索キーワードを工夫しないといけません。
料理名よりもまずは「食材」を複数絡めて具体的なタイトル設計を
あなただったら、どんなタイトルで、何のキーワードを狙いますか?
たとえば、「豚肉」「レシピ」だと、当然のことながら、超強力な料理レシピサイト、クックパッドが出てきます。レシピを探している方であれば、これ以上他のページを見ることはないでしょう。
ただ、「豚肉」と「キャベツ」になってくれば少し話は変わってきます。この「豚肉」と「キャベツ」というのは、おそらく、「冷蔵庫」の残り物からあぶり出されたキーワードですよね。

見えてきました?
ちなみに「冷蔵庫の残り物」はかなり競合が多いのでダメですよ、工夫しましょう。
料理名よりも食材をキーワードに入れた方がいい理由
これは、Googleの検索について考えていく必要があります。
結論から言うと、「他のアプリによる検索から引っかかりやすくなる」ところと、音声検索に対応すると食材の方が有利だからです。
最近のアプリや冷蔵庫、ヘルシオってすごいって話
シャープの冷蔵庫「IoT冷蔵庫」や同じくオーブンレンジ「ヘルシオ」ってすごいんですよ。
冷蔵庫の余り物や買い物頻度によって、何買うかを相談してくれたり、そのまま買い物リストに情報を飛ばしてくれたり。
ヘルシオに至っては、レシピの提案をしてくれるっていう話。
じゃあ、そのレシピっていったいどこから来たの、っていう疑問がわきますよね。実は、シャープのIoT冷蔵庫も、最先端のヘルシオも、もとを正せば、COCORO KITCHENというアプリになります。
んで、このCOCORO KITCHENはGoogle HOMEと連携しているんですよ。
つながりました?
キーワードは無限大にあるけどだからこそ参入の余地あり
Google HOMEとの連携は、ユーザー、つまり検索する人が使用するワードが、ガラッと変わるんですよね。
音声検索だと、あなただったらどういうキーワードを使って検索しますか? 試しに、冷蔵庫の残り物とか、使い切りたい食材名でレシピ検索したくなりますよね。
なので、今から対策しておくと、競合かと思われるワードでも、組み合わせ次第であっさり取れたりします。
記事数はけっこう投入する必要がありそうですが、工夫次第で、かなりのボリュームの検索も取れそうです。
http://www.sharp.co.jp/support/cloud/ai_speaker2.pdf
ファンを増やせば安定感も倍増できる「料理」ブログの魅力
何より、ターゲットが明確なのと、そのまま「ファン」にできるのが、「料理」ブログの魅力ですね。
顔出しまでする必要があるかはわかりませんが、料理をする人がブログを書けば、自分と似たようなところがターゲット層になるはずなので、「どんな人がこの記事を読みに来てくれるか」は想像しやすいはずです。
共通項が多ければ多いほど、「共感」は生まれますし、あと、シンプルに「料理」という作業を通すことで、連帯感まで生まれて、言い過ぎではありますが、「同じ戦地で戦った仲間」のような感覚、経験の共有ができるわけです。
あと、シンプルに「味覚」にも訴えることができるので、実際に美味しくできればファンになりたいですよね。
同じ料理でも「ズボラ」や「写真が綺麗」「説明上手」でニッチをつく
あと、自分の性格や他の趣味、個性もそのまま売りにできます。
「ズボラ」な性格だって、「時短テク」にできるし、別の趣味で「写真」があれば、彩り豊かな「インスタ映え」も狙えます。
マメな性格であれば、他の方はすっぽかしたくなるようなところを、丁寧に説明することで、料理が苦手な層に訴えかけることができます。
変に他の記事を見本にせずに「自分らしい展開」をすることで、差別化が図れるのです。もちろん、競合のリサーチと、いいところは真似していく必要がありますけどね。
物販との親和性も高くPVがそのまま高収益に繋がる
「料理」は物販との相性もすごくいい。
レシピが読まれれば、例えば写真でちょいみせした、おすすめのフライパンなどの料理道具を紹介することで、物販としてAmazonや楽天のアフィリエイトに繋げることがでいます。(アフィリエイトについては割愛)
料理本をお勧めしてもいいし、キッチン家電につなげてもいい。
ターゲット層がはっきりしているのであれば、料理以外の他のカテゴリに繋げていくのもありです。
つまり、主婦層がターゲットなら、「子育て」などの、興味が湧きそうなカテゴリを用意しておくことで、より収益性の高い記事へとつなげていくこともできるのです。
画像検索は取れるようにしたい
細かなテクニックになりますが、料理ブログだと画像が多くなりますね。
この画像に必ず「名前」「代替テキスト」「説明」をつけてください。
これは、写真が「どんな写真であるか」をテキスト化したときに見分けるときに役立ちます。
つまり、Googleのクローラーさんという、サイトのチェックをしにくるロボットが、
より読み取りやすくなるんです。
写真が多くなる料理ブログだからこそ、絶対にデータ作成に手抜きはしないように!
レシピは楽天レシピなら売れるが儲けは少なそうだ
しかし、料理のためにわざわざブログの開設までは面倒だ、と。
何とか、レシピと写真だけで稼げないのかと調べてみる。
プロならクックパッド投稿でお金がもらえるらしいのだけど、アマチュアの場合は「楽天レシピ」に投稿してポイントを貯めていくシステムが一番それらしい。
ただ、ポイントが結構シビアだ。
1.レシピ投稿
1件投稿したレシピが公開承認されると50ポイント
2.つくったよレポート投稿
1件投稿したレポートが承認されると10ポイント
※同一ユーザさんの同じレシピへの2レポート目以降についてはポイント対象になりません
3.自分が投稿したレシピに対してつくったよレポートをもらう
1件レポートを承認すると10ポイント
※同一ユーザさん(送り手さん)からの同じレシピへの2レポート目以降についてはポイント対象になりません
※承認はレシピオーナ様に委ねております。不適切なレポートは承認しないようお願いいたします。
当社で不正と判断したレポートは削除対象になりますので御注意下さい。
こんな感じです。
ただし、さらに、
【アフィリエイトによるポイント付与】
2010年10月7日より開始しました。
楽天レシピでは投稿頂いたレシピページに楽天市場の関連商品を自動掲載いたします。
その関連商品を通じて商品が購入された場合あなたに「楽天スーパーポイント」が成果報酬として付与されます。
https://recipe.rakuten.co.jp/rules/point.html
という感じで、ようはレシピページは投稿者のページとして、扱って、楽天商品の購入につながればいくらかポイントをお渡ししますよ、というものです。
正直なところ、収益化を目指した副業としては、難易度が高いとわたしは思う。
ただ、こういったところにもレシピを出して、名前を売り込んでいくのは有りかとは思う。
やるならクックパッドの方がいいような気はする。
結論はレシピを売るより検索を工夫してブログで稼ぐ
レシピは料理が好きな方であればどんどん考案していけばいいと思うし、何より、写真と構造化されたレシピ手順、というのは、Googleクローラー受けも良かったりする。
是非是非、トライしてみていただきたい。
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